クレプトマニア医学研究所へのご相談(窃盗症、盗癖、万引き治療、再犯防止等)

FAQ

Q

なぜ万引きがやめられないのですか?

A

クレプトマニアや前頭側頭型認知症といったような精神疾患が影響している可能性がございます。詳しくは「治療ご希望の方、ご家族の方」のページもご参照ください。

Q

KMRIではどんな活動をしていますか?

A

万引き行為を繰り返してしまうご本人への治療(集団認知行動療法)、ご本人をサポートするご家族などへの教育(グループでの家族支援セミナー)、裁判等に関する司法サポートプログラムが中心です。

Q

万引きを繰り返していれば誰でも治療を受けられますか?

A

窃盗行動には、様々な精神障害が影響している可能性がございます。詳しくは「治療ご希望の方、ご家族の方」のページもご参照ください。診断や窃盗行動以外の問題行動によっては、他機関の受診をお勧めしたり、治療を引き受けられない場合もございます。

Q

クレプトマニアとは何ですか?

A

クレプトマニアは「窃盗症」や「病的窃盗」とも呼ばれる精神疾患のひとつです。通常の窃盗行為は「○○が欲しいけどお金がないから盗んで手に入れよう」というように、行為者が利益獲得を目的として盗みを行うものです。
これに対して、クレプトマニアは、十分な資産を有しているのに数百円の物の窃盗を繰り返したり、窃盗する物自体には大して関心を持たないことも多くあります。窃盗後は、盗んだ物を放置したり、一度も使わずに捨ててしまうこともしばしばあります。

Q

どのような流れで治療を始めるのですか?

A


まずは、無料の初回面談をご予約ください。臨床心理士が30~1時間ほど、ご相談内容を伺い、治療の流れをご説明いたします。初回面談後に治療を受けるかご検討いただいても構いません。
初回面談の後に、アセスメント(心理検査)の予約をします。
アセスメントの後に、認知行動療法のグループの日時を決定します。
治療は月2回のCBTとホームワ-クになります。
必要があれば、精神科医の診察も検討いたします(必ずしも必須ではございません)。

Q

頻度や期間はどれくらいですか?

A

主に月に2回、それぞれ2時間のセッションと、ご自宅で行って頂く宿題があります。
それを1年間、つまり24回参加して頂きます。12回ごとに再度アセスメント(無料)し、1年目終了後も治療継続するか検討します。営業時間は月曜日から金曜日の10時から18時です。

Q

アセスメントとは何ですか?

A

アセスメント(心理検査)では、患者様について、治療方針や処遇、援助の方針のための情報を集めます。
症状や問題となっている行動、パーソナリティや環境要因などについて調べます。
質問紙検査、対面式検査(2時間)、面接(2時間)を行います。
費用は22,000円(税込)です。検査前のお振込みとなります。
CBT開始前、意見書や治療計画書作成時に一度行います。
CBTを開始し1年経過した段階で、もう一度無料で質問紙検査を受けていただき、治療前と後で比較し今後について検討します。

Q

治療にはいくらかかりますか?

A


最初に一度だけアセスメント(22,000円/税込)を行い、その後は月2回、それぞれ2時間のグループを、全24回行います。1回2時間につき14,300円(税込)となります。

Q

CBTを欠席したらどうなりますか?

A

欠席した月の参加料金は発生致しません。  欠席した分、終了予定月がずれていきます。

Q

入院できますか?

A

当研究所は外来専門となり、入院施設はございません

Q

逮捕されていますが、治療は可能でしょうか?

A

保釈中や処分が未決定の方のために、内省プログラムがあります。
処分や判決が下り次第、CBTグループに移行していただきます。
内省プログラムとは、自分の犯行としっかり向き合い、被害者の気持ちを深く考え、反省するプログラムです。
詳しくは、「弁護士の先生方」のページをご参照ください。

Q

裁判などに提出できる書類はありますか?

A

意見書や治療計画書の作成・提出が可能です。まず、アセスメントを受けて頂きます(22,000円(税込))。「社会復帰後は治療を開始します」という宣誓書に署名・捺印していただきます。詳細は「意見書とは何ですか?」「治療計画とは何ですか?」の項目をご参照下さい。

Q

意見書とは何ですか?

A

精神科医が診察・執筆し、ご本人様の病気の可能性、犯行への影響、治療の可能性と内容、予後等について詳細に加筆いたします。弁護士の先生を通して裁判所への提出が可能です。
社会復帰後、ご本人様が当機関にて治療を継続的に受ける旨を宣誓する宣誓書に署名していただきます。宣誓書は、原本を当研究所で預かり、複写を裁判所にご提出いただけます。
ご希望の方には、治療引受書(当研究所でご本人様の治療引受の準備ができている旨明記された文面)も発行しています(別途発行料:5,500円(税込))。認知症や発達障害等の診断の場合には、当機関では治療をお引き受けできないこともございます。

【意見書作成費用(税込)】
① ご本人様が勾留中(医師が勾留先に伺う場合)
     ・作成費用:220,000円
 ・勾留先等への交通費:実費
 ・日当:東京23区内 8,250円 / その他 16,500円

② ご本人様が保釈中(ご本人様が当機関に来院できる場合)
 ・作成費用:220,000円
 ・アセスメント費用:22,000円
 ・医師診察:16,500円

※ 意見書の不同意等の場合、必要に応じて精神科医が出廷することが可能です(税込)
・精神科医の出廷費用:165,000円
・交通費:実費(青山一丁目駅起点)
・日当(基本料):東京23区内 8,250円 / その他 16,500円
・日当(時間拘束料):オフィス発~接見や出廷〜オフィス着の予定所用時間×2,200円

Q

治療計画書とは何ですか?

A

心理士が面談、執筆致します。窃盗行為に関連すると思われるご本人様の心理的特徴と、それらに基づいた治療方針を中心とした内容で、今後、当研究所にて治療を行うことを想定した文面となります。医師の診断のもとに作成いたしますので、認知症や発達障害等の診断の場合、当機関では治療および治療計画書の作成をお引き受けできないこともございます。弁護士の先生を通して裁判所への提出が可能です。

【治療計画書作成費用(税込)】
 ・作成費用:77,000円
 ・アセスメント費用:22,000円
 ・医師診察費用:16,500円
 ・診断書費用:5,500円

※ 医師の診断が必要なため、勾留先等へ出張しての作成は行っておりません。
※ 治療計画書の不同意等の場合、必要に応じて心理士が出廷することが可能です(税込)
 ・心理士の出廷費用:33,000円
 ・交通費:実費
 ・日当(基本料):5,500円(関東4都県と大阪府内)~11,000円(それ以外の地域)
 ・日当(時間拘束料):オフィス発〜出廷〜オフィス着の予定所用時間 ×1,100円

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